その歴史は幕末の江戸時代まで遡り、開国、倒幕、戊辰戦争という、激動の時代を見守り続けてきました。
特徴的な星形の城郭は、蘭学者の武田斐三郎が、ヨーロッパの城塞都市をモデルにして設計したもの。外国からの脅威に対して、箱館の防備強化を図るために造られました。戊辰戦争最後の戦いとなる「箱館戦争」では、戦いの舞台となり、榎本武揚、土方歳三らが率いる新撰組にとって最後の砦となったことから、広く知られるように。
現在は、北海道で唯一の国指定の特別史跡として、毎年多くの人が訪れる観光スポットに。
五稜郭タワー、箱館奉行所の他、春は1,600本もの桜が見事な花を咲かせる、桜の名所としても有名です。